
明日はついにテスト本番!
今まで物理の勉強を頑張ってきたけど,最後に何をすればいいんだろう?

テストといっても様々ですね.
ここでは,定期試験ではなく,共通テストや2次試験のような割と大きな試験のしぼってお答えします.
今まで解いてきたものの中で間違った問題に目を通す

まずは,今まで解いてきた問題集,模試,過去問の間違った問題の復習です.
復習のコツは,「なるべく考える」です.
ただ,問題を読み流して,答えを見るだけだと効果も薄いので,間違った箇所の問題を一つ一つ考え直してから,答えを確認しましょう.
その際,イチから計算すると時間がかかってしまうので,おおまかな方針だけのチェックもありです.
たとえば,
「この問題は,速度$v$を設定して,力学的エネルギー保存則と運動量保存則を立てて解けばいいな」
だとか
「ここは,電位の計算(スカラー計算)をすべきだったけど,ベクトル計算して間違ったんだな-」
だとか
「この問題は等加速度運動の式を真面目に立てるより,$v-t$グラフを利用すべきだったんだな」
だとか
「この問題は,断熱変化だと見極められなかったんだな」
と間違った原因をチェックするとよいでしょう.

問題集には間違ったところにチェックをつけていたからそこをもう一度見直そう.
間違った原因が自分の言葉で書かれているとより復習しやすいね.

物理の間違いの大部分は次のように分類されるかと思います.
- そもそもどのように立式するかがわからない.
- 条件の見落とし.
- 計算ミス.
- 間違った式を立てた.

はじめは,「1.そもそもどのように立式するかがわからない.」がほとんどだったな..
でも,勉強しているうちにここは大体クリアできたかも.
「2.条件の見落とし」と「3.計算ミス」は油断したら同じことをやってしまう可能性があるね.
本番では絶対にやらないと心に刻んでいこう.
「4.間違った式を立てた」は,復習するときに割と注目しがちだね.当時の自分と今の自分で一番成長を感じることができるところかもしれないね.
なんで,こんな変な式立てたんだろう?と思ったらかなり成長している証拠だよ.

今まで間違った問題,解けなかった問題を本番の試験で解けるようにすることが,最優先事項です.
教科書に目を通す

問題の見直しが終わったら,教科書をチェックしましょう.
教科書は,図やグラフが豊富で記憶も残りやすいと思います.
また,教科書を読みなおしていく中で,「穴になっているところをチェックすることもできるます.」
たとえば
- 電気力線と等電位面との違い(図で確認)
- 波長と回折の関係(図で確認)
- ケプラーの法則
- 気体分子運動論
などです.その他,発展事項についても確認すると,いいかもしれません.
試験本番では,体調とメンタルが大事

やるべきことをやったら,あとは試験本番で発揮するパフォーマンスです.
割とおろそかにされていますが,とても大事なところかと思います.
体調は,その日の睡眠,食べたもの,天気などでも左右されます.
最高のパフォーマンスが発揮できるように,できるべきことをチェックしましょう.
たとえ,睡眠不足でも気持ちを落とさず,その中で最高のパフォーマンスを出そうと前を向くことも大事です.
食事は適度に,胃もたれしないようなものをとるとよいでしょう.
経験上わかっているかと思いますが,おなかを壊すような食べ方,食べ物は避けるべきです.
睡眠に関しては前日寝れなくても,焦らないようにしましょう.
目を瞑るだけでも相当休むことができます.
くれぐれもスマホなどはいじらないように.
試験本番まで相当な時間がある方は,パフォーマンスを上げるためにどのようなことをすべきなのかを勉強し,自分自身で実験してみることをおすすめします.

最後は,ここまで頑張ってきた自分をほめてあげましょう.
いま自分にできることを100%出すことが大事です!
それでは,試験本番,頑張ってください!
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