[受験勉強をはじめる人必見]効率的な物理の勉強の仕方

勉強法

「受験勉強をはじめたものの,なかなか物理の点数が伸びない」

「何から手をつけていいかわからない」

「独学で勉強をしているが,勉強法に不安がある」

と思っている人必見!物理の勉強法についてお話します.

ところであなたの好きなスポーツは何でしょうか.たとえば,あなたがサッカーが好きであったとして,その指導をするときに,何を意識して指導するでしょうか.サッカーで使うテクニックをひたすら詰め込むでしょうか?

おそらく,サッカーの経験がある人はそのようにはこたえないかと思います.サッカーの部員には,さまざまな人がいます.運動の才能があり,練習するほどどんどんうまくなる人,100m走っただけで倒れてしまう人,そもそもサッカーのルールがわかない人・・・.いまは,サッカーを例に話しましたが,どのスポーツでもよいです.自分が部活の先生になったつもりでイメージしてみてください.

正直,サッカーのことはあまり知らないのですが,おそらくサッカーがうまくなるのは,次のようなことが必要かと思います.

  • 基礎体力
  • サッカーのルールを理解する
  • 個人の技術
  • チームプレー

このように,いろいろな要素が積み重なってサッカーがうまくなると思うんです.

スポーツを例にすると納得できるかと思いますが,勉強になると途端にこのような視点からみることができなくなってしまいます.

実は,勉強だって,さまざまな要素が積み重なっているのです.それでは,物理で高得点をとるために必要なことをお話ししましょう.

物理で高得点をとれるようになるために必要な要素

さて,物理で高得点をとるにはどうすればよいのでしょうか.

多くの人はこれがわかっていないために,伸び悩んでいます.なので,物理ができるようになりたい人はここは読み飛ばさずによく読んでおいてください.

このこたえは,物理の問題を解く過程を思い出せば,予想ができるでしょう.それでは確認していきましょう.物理の問題を解くときには次の過程を経ているはずです.

「問題を読む」→「対応する物理現象を見定める」→「式を立てる」→「式を解く」

つまり,これがそのまま,物理で高得点をとるために必要なことなんです.物理で高得点がとれるために必要な要素をまとめると,次のようになります.

  1. 計算能力
  2. 物理現象の理解
  3. 物理の式の使いどころの理解
  4. 文章読解の能力

「物理の勉強」と言ったらほとんどの人は「2」や「3」を考えるのではないでしょうか.また,物理を勉強する際にあまりにも「2」に時間をかけてしまう人もいます.そうなってしまうと,時間ばかりかかってしまい,なかなか点数も伸びません.それでは,効率的に勉強するためにはどのよう勉強をしていけばよいのかをそれぞれの要素を個別にみていきましょう.

[軽視してはいけない!]計算能力

私が普段生徒に教えている際に,一番初めにみることは

計算能力

です.たかが「計算能力」と侮ってはいけません.計算ができるかできないかで今後物理の点数が伸びるか伸び悩むかが決まるといっても過言ではありません.

ここでいう計算能力は主に文字を含む計算が「素早く」,「正確に」できることを指します.逆に,計算が「素早く」,「正確に」できない人は次のようなことが起こってしまいます.

  1. せっかく立式をしたのに,計算ができないので,正解にたどりつけない.
  2. 計算がゆっくりだと,道に迷ってしまう.

「1」は説明不要でしょう.「2」は数学でもあるかと思いますが,計算能力が低いと目の前の計算だけに一生懸命になっていまい,今現在自分が何をしているところなのかがわからなくなってしまいます.逆に計算がスムーズにいくと,思考もすっきりして全体の見通しもよくなります.では,物理における計算をできるようにするためにはどうすればよいのでしょうか.これは,,

普段から計算量を増やす.何を求めたいのかの目的を確認しながら計算する.

につきます.わからない問題は答えを見てもよいですが,計算は必ず自分でやりましょう計算自体が物理の勉強になると思ってください.また,常に何を消去して,何を求めればよいのかを確認しながら計算する癖をつけるとよいでしょう.

物理現象の理解は授業や動画で!

物理現象の理解は実は一番難しいところです.なので,物理現象の理解を100%にしようとすると,先にすすめません.

ここは,学校の授業や塾・予備校で話を聞くだけで十分かと思います.また,YouTubeなどでも実験の様子などがアップロードされているので,それを活用するのもいいでしょう.

とにかく,100%は目指さず,「こんな感じなんだ~」くらいで次のステップにいくとよいでしょう.

立式の仕方で差がつく.

さて,物理で使う公式は「~のときに使う」という傾向があります.他の人の授業は聞いたことがないのでわかりませんが,おそらく,授業では公式の使い方も含めて説明をしてもらえるかと思います.たとえば,磁場中の導体棒の運動であれば

  1. 導体棒の運動のついての式
  2. 回路の式
  3. エネルギー収支の式

を立てることが多いです.磁場中の導体棒の運動はなにをすればよいかわからない!と苦手になる人が多いのですが,どのような式を立てる傾向にあるのかをある程度頭に入れておくと,方針が立てやすくなります.逆に,漠然と「なんとなく,~の式を立てよう」だと安定して正解にたどりつけません.

やはり,ここら辺は授業で話を聞くメリットの一つですね.

今後,このブログでも少しずつ方針に関する記事を書いていきたいと思いますので,参考にしてください.

結局は”読解力”がものを言う.

物理の問題は長文なことが多いです.いくら計算ができても,問題の意味・意図がわからないと先へ進めません.

“読解力”に関しては近道などを考えずに,他教科の勉強のときも含めて丁寧に文章を読む訓練をした方がいいかと思います...

地道な作業ですが,焦りは禁物です.一つ一つのことをどれだけ丁寧に考えることができるのかは,物理だけではなく他教科にも影響してくるかと思います.

まとめ

物理の問題を解くには土台が必要です.”文章読解”と”計算能力”の土台があって,はじめて問題を解くことができます.そして,その訓練は物理以外の勉強の積み重ねでもあります.

土台をつくりつつ,物理への理解,式の理解→アウトプット(問題を解く)をしていきましょう.わからない問題は質問できる環境が整っていると勉強しやすいですね.

これから物理を勉強する人も,まさに受験勉強の途中の人もこの記事を参考にして,計画を練ってみてください.

コメント

  1. […] 「[受験勉強をはじめる人必見]効率的な物理の勉強の仕方」 の記事でもかいたように,高校物理において,計算ができることは大前提です.ここでは,計算の練習問題とその解説をおこなっていきます.計算問題は実際によく解く式を使っているので,計算練習をするだけで物理の式に慣れることができます. […]

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