<問題>
![](https://physicmath.net/wp-content/uploads/2022/12/4つの極板2.png)
<解答>
平面に一様に分布した電荷がつくる電場の大きさの話はこちら
電場の平面極板がつくる電場の重ね合わせの話はこちら
平面に一様に分布した電荷がつくる電場
十分に広い平面に一様な電荷$Q$が分布している.
真空の誘電率を$\varepsilon_{0}$,平面の面積を$S$とするとき,電場の大きさ$E$は
$E=\dfrac{|Q|}{2\varepsilon_{0}S}$
これは,電場が距離によらず一定であることを意味している.
![](https://physicmath.net/wp-content/uploads/2020/12/平面がつくる電場1.1-1024x536.png)
$+Q$は飛び出すように電場をつくり,$-Q$は入り込むように電場をつくる.
したがって,それぞれの電荷がつくる電場は次のようになる.
![](https://physicmath.net/wp-content/uploads/2022/12/4つの極板3-1024x541.png)
すると,$\rm P_{2},P_{3}$間の電場は完璧に打ち消してしまうから,電場は$0$(答)
他の極板間の電場も調べると右上図のようになる.(実質2組のコンデンサーができあがる形になっている)
また,極板の上側,下側も区別して電荷をかくと次のようになる.
![](https://physicmath.net/wp-content/uploads/2022/12/4つの極板4-1024x695.png)
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