<解答>
PHYさん
半円柱にはたらく力は上図の3つです.
$\rm A$点に垂直抗力がはたらき,重心$\rm G$に重力が,点$\rm B$には張力がはたらきます.
$\rm A$点の摩擦力は??
と疑問に思うかもしれませんが,水平方向にはたらく力のつり合いを考えれば,摩擦力ははたらかないことがわかります.
★ 鉛直方向のつり合いの式
$T+N=mg$ $\dots (\ast)$ (答)
(2)
PHYさん
次に,点$\rm A$まわりの力のモーメントのつり合いの式を立てます.
ここでは,「作用線平行移動の原理」を使いましょう.
PHYさん
点$\rm A$から重力の作用線,張力の作用線に垂線を下し,その交点を$\rm G^{\prime}$,$\rm B^{\prime}$とし,$\rm G^{\prime}$,$\rm B^{\prime}$まで,力の始点を移動させます.
${\rm AG^{\prime}}=a\sin\theta$(緑線),${\rm AB^{\prime}}=r\cos\theta$(赤線)も確認できます.
★ $\rm A$まわりの半円柱に関する力のモーメントのつり合いの式
$a\sin\theta\cdot mg=r\cos\theta\cdot T$
$\therefore T=\dfrac{a\tan\theta}{r}mg$ (答)
$(\ast)$より
$\eqalign{N&=mg-T\\&=mg-\dfrac{a\tan\theta}{r}mg\\&=\left(1-\dfrac{a\tan\theta}{r}\right)mg}$ (答)
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