気体分子運動論 基礎の基礎3

分野別
問題

物体が一定の速さ$4.0\times 10^{2}\,\rm m/s$で幅$1.0\,\rm m$の部屋を何度も往復している.このとき,次の問いに答えよ.

(1) 一度壁にぶつかってから,往復して再び同じ壁にぶつかるまでの時間を求めよ.

(2) $5.0\,\rm s$の間に上図の右側の壁にあたる回数を求めよ.

<解答>

(1)

NEKO
NEKO

往復距離は$2.0\,\rm m$で物体の速さが$4.0\times 10^{2}\,\rm m/s$だから

距離$=$速さ$\times $時間

の関係を使ってみましょう.求める時間を$\varDelta t\,[\rm s]$として

$2.0=4.0\times 10^{2}\times \varDelta t$

$ \eqalign{\therefore\,\,\varDelta t&=\dfrac{2.0}{4.0\times 10^{2}}\\&=0.50\times 10^{-2}=5.0\times 10^{-3}\,\,[\rm s]}$

答えは,$5.0\times 10^{-3}\,\,[\rm s]$(答)です.

(2)  

NEKO
NEKO

比例式で考えましょう.

(1)より,右側の壁と1回衝突する時間が$5.0\times 10^{-3}\,[\rm s]$なので,$5.0 \,[\rm s]$の間に衝突する回数$A$は,

$1\,[回]\,:\,5.0\times 10^{-3}\,[\rm s]=A\,[回]\,:\,5.0\,[\rm s]$

$A\times 5.0\times 10^{-3}=5.0\times 1$

$\therefore\,\, A=1.0\times 10^{3}\,$[回] (答)

PHYさん
PHYさん

気体分子運動論ではこのような基本的な計算もあります.

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